大自然の様々な表情や色彩が鮮やかに息づき、
大地の豊かな恵みがそのままの姿で残っている地、若桜町吉川。
そんな町で私たちは養豚業を営んでいます。

この大自然に包まれた環境は質の良い豚を育てるのに最適。
その養豚業が軌道に乗り始めたころ、次第に「自分の豚を皆さんに味わってもらいたい」という思いが募り始めました。
研究と試作を重ね、3年間の試行錯誤の末、ようやく納得のできる製品が完成し、
96年に念願の『手づくりハム工房・つくしんぼ』をオープンさせることができました。

私たちのハム作りに対する信念は『豚に始まり豚に終わる』。
早朝、餌やりと掃除から始まり、夕方は、豚の健康状態を細かく調べる。
約600頭いる豚から生育状態の良い豚厳選して使用。
成形した肉は香辛料を加えた水に2週間浸した後、80度に保った燻製室で約5～6時間かけてじっくり燻す。
ウインナーの場合、肉をミンチにして形を整え、香辛料で味付けしたものをひと晩冷蔵庫で寝かし、腸詰めにする。
さらに1時間かけて燻製にし、最後に鍋で20分間ボイルして完成。

噛んだ瞬間のパリッとした歯ごたえと、ジュワッとでる肉汁にこだわり、豚肉本来の味を大切にしています。
子供から大人までがおいしいと喜んで食べて頂けるハム作りを日々心掛けています。

私たち「つくしんぼ」の商品は全て手作業のため、1週間でたったの一頭分に当たる約60キロしか生産できません。
だから開業当初は、少量をご近所に配るくらいの気持ちでしたが、
嬉しいことにお買い上げ頂いたお客様からの評判が良く、予想以上の反響に驚きました。

口コミで県外からも注文が殺到し、当初は夫婦二人で作っていた為に1ヵ月以上お待ち頂くこともありました。
しかし「きちんと作っていればお客さんからおいしいと言って頂けるものができる」という信念に自信を持ち、
現在は体制を整え、会員制を導入し、ハム、ウインナー、ベーコンのセットを年3回にわたりお送りしたり、
HPを開設してネット通販でご購入頂けるようにするなど、より多くの皆様にご賞味頂けるようにしております。

どこにもない、ここ「吉川の味」をぜひ一度味わってみてください。